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ピクセラ、微弱無線を利用したコンテンツ配信システムを開発し、CEATEC JAPAN 2007へ出展

2007年10月1日

株式会社ピクセラ(代表取締役 藤岡 浩 以下、ピクセラ)は、電波法で定められた微弱電波の範囲内で免許を必要とせずに映像・音声などの配信ができるコンテンツ配信システム「Mini-cast Station(ミニキャストステーション)」を開発し、試作機を2007年10月2日から6日に開催される「CEATEC JAPAN 2007」(於 : 幕張メッセ)のピクセラブースにおいて参考展示することをお知らせいたします。

製品は、信号の送信電力を、電波法で定められる免許を必要としない電力以下に制限することで、誰でも独自のコンテンツ配信サービスを行うことができる配信システムです。

信号はデジタルラジオ規格に準拠した形式にのっとり、VHF7ch/8chの帯域を使用して微弱電波で送出されるので、市販のデジタルラジオ対応端末で受信することができます。ワンセグで使用されているUHF帯に比べ、微弱電波の出力電力の許容値が高いため信号到達距離が広く、約15mの範囲で受信が可能となります。

これにより、小規模店舗やイベント会場、テーマパークなどでオリジナルコンテンツの配信サービスを提供することできます。また、送出機を複数台設置することで、大規模店舗やスポーツ観戦施設、商店街などでも同様にオリジナルコンテンツの配信サービスを提供することが可能となります。

また、難視聴エリアでのデジタルラジオ・ワンセグ規格のコンテンツの再配信にも活用することができます。

「Mini-cast Station」イメージ

現在、デジタルラジオ対応端末は100万台以上出荷されており、今後の放送本格化に伴って普及率は高まると予想されます。ピクセラは、対応端末の普及にあわせて、本製品を製品化し、より多様な配信サービスを実現したいと考えております。

なお、「CEATEC JAPAN 2007」ピクセラブースにおいて、実際にデジタルラジオ対応端末でコンテンツを視聴していただける体験デモンストレーションをおこないます。

微弱無線コンテンツ配信システム「Mini-cast Station」試作機仕様

送信周波数 VHF7ch/8ch
送信電力 500μV/m以下
到達距離 約15m (電波暗室環境での値)※1
形状寸法 送信機側 W300mm×D200mm×H75.4mm(突起部含まず)
カード側 W160mm×D100mm×H38mm(突起部含まず)
質量 1.67Kg
規格規定 ARIB規定 : STD-B29.30/TR-B13
日本国内電波法 微弱無線局規定
消費電力 2.84w
変調方式 QPSK

※1設置場所、周囲の電波による影響など、使用環境によって3-7m程度に短くなることがあります。
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