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小型化を実現したマルチバンド対応
デジタル放送受信シリコンチューナーICを開発

2010年7月6日

株式会社ピクセラ(代表取締役社長 藤岡 浩 以下、当社)は、マルチバンド対応デジタル放送受信用小型シリコンチューナーICの新しいモデルとなる「RFS3000Q」を開発し、今秋からサンプルの出荷を開始することをお知らせいたします。

今回開発した「RFS3000Q」は、デジタルテレビやデジタルチューナー機器への搭載を主な目的とした、マルチバンド対応のシリコンチューナーICです。国内でのISDB-T放送は6MHz帯域を利用して放送されていますが、海外では7MHzや8MHz帯域を利用する国もあります。

6MHz/7MHz /8MHzのマルチバンドに対応することで、どの国でも共通のシステムで展開することができるため、製造コストや流通面で非常に有利になります。

また、SAWフィルタやLNAを内蔵化し、従来品の「RFS1000AQ」に比べ、パッケージサイズを約40%小型化することに成功しました。

Direct-IF/Low-IFの両方に対応し、コストとリードタイム面で有利なCMOSプロセスで実現しているのも特長です。

なお、「RFS3000Q」のサンプルは2010年3月18日に当社が採択された総務省「マルチバンドISDB-Tシステムの研究開発」の成果を活用しております。

特長

マルチバンド対応

6/7/8MHzのマルチバンドに対応。また、ISDBだけでなくATSC、DVB-Tなどへの対応も可能。

SAWフィルタ・LNA内蔵化

従来品と比べて外付け受動部品を大幅に減らすことが可能。

6.0mmx6.0mmの小型化実現

従来品と比べて約40%の面積の削減。

サンプルイメージ

仕様

製品名 デジタル放送受信用チューナーIC
型名 RFS3000Q
サイズ 6.0mm×6.0mm×0.8mm
消費電力 780mW(Low-IF使用時)
電源電圧 3.3±0.15V
ADC AGCモニタ用6ビットADC内蔵
LNA 内蔵

関連

総務省「マルチバンドISDB-Tシステムの研究開発」公募に採択

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